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人材育成コラム

OJT成功を阻害する2つの思い込み(後編)

前回から、OJT成功を阻害する2つの思い込み

をテーマに今回はその後編。

前回の記事はコチラ

OJT成功を阻害する2つの思い込み(前編)

■思い込み②

 

‘’ 新入社員は何もできない存在 ‘’

 

確かに、「正社員として企業での勤務経験」はない
新入社員の方がほとんどだと思います。

しかしながら、

・学生時代のアルバイト経験
・部活や受験勉強を通じたやりきるチカラ

仕事で活かせる力を学生時代に身に着けたということも多いと思います。

また、「ポテンシャル」という軸で今の若者を見てみると

・3年連続世界一稼いだYoutuberは9歳の少年
・高校生で起業する実業家も存在
・2019年に全英オープンを制したゴルフの渋野選手

などなど

今の若者の「すごさ」を挙げればキリがありません。

それは一部の特別な人だけでしょ???

という声も聞こえてきそうですが、

そんなことはなく、

僕自身、今は独立してフリーの立場で働いていますが、
昨年の7月までは会社員として多くの20代のメンバーや同僚と
一緒に仕事をしてきました。

その中で、

・基本的にまじめで誠実
・言われたことを忠実に取り組む
・協調性が高く、和を取り乱す人が少ない
・オンライン環境への適用性が高い

など多くの素晴らしい点を見てきました。

そして、何より今の20代ってすごいな~

と思った彼らの特徴が

・誰かの役に立ちたいという思いが強い

ということ。

僕は自他ともに認めるIT音痴。会社員時代は、多くの年下の仲間に助け
られてきました。

・zoomを使えるようになったもの当時、
入社一年目だったMくんが教えてくれた

・独立した今でも、元同僚であり、今は入社3年目である20代の
Oさんがチームスのやり方を教えてくれる

彼らと僕は

上司部下の関係では

ありません。

つまり、彼らが僕にしてくれた

「ホスピタリティの数々」は

彼らの評価には直接関係ない

ということ。

僕自身、20代の前半の若手時代に周りの人に対してそのような振る舞いが
できただろうか???

答えは

NO

です。

周りよりも自分が優先だったと思います。

世代論から考えると

今の20代若手の多くが、中学性の頃、

2011年の東日本大震災を経験

当時、

社会貢献やボランティア

というキーワードが全国的に広がり、

多感な時期に直面した彼らはそもそも

「貢献意識」

が強いのではないか?

という見方もありますが、事実として
僕は、20代のホスピタリティを身をもって経験してきました。

話をOJTを戻すと

新人は何もできない存在

と捉えるのではなく

‘’僕らにはないポテンシャルや強みがある‘’

だからこそ、

・OJTトレーナーは新人を教える

一方で

・OJTトレーナーは新人から学ぶ

もっというと

・OJTトレーナーは新人を頼る

せっかく縁あって、

1年間を共に歩む間柄になったので

‘’ 共に成長する ‘’

という視点が大切になるのではないかと思います。

肩ひじ張らずに、自分の成長と捉え、

新人と共に育つ

コロナ禍においてのリモート時代は、
OJTトレーナーの存在がこれまで以上に
大切になっていると思います。

楽しく、頑張れ、OJTトレーナーのみんさん!!

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