最近、興味深く学んでいることのひとつが
コーチング
昨年までは、研修講師の仕事がほとんど
でしたが、今年に入り
「マネジャーに月1回の個別面談を
してほしい」
「支店長のコーチングスキルを現場で
見てほしい」
など今までにないような依頼をいただく
ことが増えてきました
コーチングは奥が深く、詳しくお話
するとこのコラムで伝えきれないほど
膨大になるので
ここでは基本の「キ」を平たく言うと
引き出す技術
よく対比されるのが
ティーチング
→技術やスキルが未習得に人に
教えてあげること
一方、コーチングは、
答えは「相手」が持っていて、相手の
人生の目標達成や仕事の成果向上のために
質問したり、傾聴したり、承認したり
しながら、相手に気付いてもらう・・・
そして、やりたいことややるべきことを
相手に自己決定してもらう・・・
そんなコミュニケーション手法
そんなコーチングですが、
タイトルにもある通り
私は、コーチングは「スキル」より
「●●」
が大切だと思っています。
実は私の妻は「B to C向け」の
コーチを行っていて、私よりコーチ歴が
長く、私より多くの知見を持っています。
そんな妻曰く
コーチングのスキルは100を超える
とのこと
共感の仕方、傾聴の仕方、承認、話し方、
質問の内容、タイミング、表情、声のトーン、
相手の思考の整理の仕方
などなど
挙げればキリがありません
だから、いきなりすべてが習得できる
わけがなく、
例えば、上司が部下にコーチングをする場合、
現場で実践しながら徐々に習得するものなのだと
思います。
しかしながら、私はコーチングをする上で、
これだけだ絶対に持っていなければならないことが
ひとつだけ
あると思っています。
それは
マインド
どういうマインドかと言うと
相手(部下だったりクライアント)を
ひとりの人として尊重する気持ち
→コーチングをしてあげていると
思っている人に良いコーチング
ができるはずがありません
そして、
相手(部下だったりクライアント)の
目標達成や成長を心から願う気持ち
→これがあればあるほど、相手のことを
もっと知りたい、その中で自分が役に立てる
ことは何だろうかと深く考えられるはず
こういうマインドがあれば、多少
スキルは追いつかなくても相手に
伝わるものなのではないでしょうか?
「彼(部下)は1年前、自信がないように
見えたけど、今は違った表情をしていて、
成長を感じています。そんな彼の顔を見れて
僕(上司)は嬉しいんです!」
先日、とあるビジネス現場でコーチングの
指導している受講生から聞いた言葉
その方のコーチングスキルはまだまだ
未熟でしたが、何よりも大切なことって
こういうことなんだな~と私が学びました。
ということで
コーチングは「スキル」より「マインド」
そんな基本を忘れずにこれからも
研修講師やコンサルタントの仕事に
邁進していきたいと思います。