企業の副業解禁の流れを受けて
副業やパラレルワークという言葉を
様々なところで聞くようになりました。
ちなみに、2018年が「副業元年」と呼ばれ
政府が働き方改革の一環として、副業を積極的に
推進したことや、それに伴い副業を解禁した
企業が多い年だったと言われています。
■なぜ、国が副業を推進しているのか?
■企業が副業を解禁するメリット
などマクロな視点についての言及は
ここでは避け、
焦点を「個人」に当てて考えてみたいと
思います(特に20代ビジネスパーソン)
【副業とパラレルワークの違い】
副業
=本業があり、副収入を得ることを
目的で行う活動
パラレルワーク
=スキルアップ、キャリア形成など本業では
得られない経験をするなど、必ずしも収入が
伴うとは限らない活動
といったところでしょうか。
この区別が大切なのではなく、あくまでも
個人の意識の問題だと私は思っています。
「副業」であっても、「パラレルワーク」で
あっても、2つ以上の仕事(または活動)を
並行して行うことには変わりないので、
それなりに工夫が必要です。
中でも、今回のコラムのターゲットに
している20代や30代のビジネスパーソンに
とっては本業で「成長」や「成果」を期待
されていることが多く
「本業を疎かにしてはいけない」
と思ってしまったり、
「副業をするなら足元を固めてからにしなさい」
と言われてしまうこともあるかもしれません。
【パラレルワークのコツ】
私は30代の前半から本業の傍ら
「高校生へのキャリア支援」のNPOを
立ち上げ活動をしています。
30代は転職、そして昨年の独立と
働くステージは変わりましたが、
ずっと続けています。
実質的には、やはり本業があって、
それ以外の時間でNPO活動を行う
という形だったのである意味「副業」
と言えるかもしれませんが
私自身、「収入目的」ではなかったこと
もあり、ここでは「パラレルワーク」
という言葉を使わせていただきます。
あまり堅苦しい話をしても何なので
私がここで伝えたいことは
たったこれだけ。
パラレルワーク(or副業)をする時の
コツは同時並行して行う仕事(or活動)の
「共通点」
を見つけること
更に、それらが
「シナジー効果」
を生むものであることが
なお、望ましいと考えています。
私の例で言うと、
メインの仕事は
「20代向け企業研修の講師」
同時並行して
「高校生のキャリア支援」
を行っていますが
「共通点」は
応援
自分より若い人にエールを送りたい
という思いはどちらの仕事を行う時も
意識しています。
「シナジー効果」については、
高校生のキャリア支援を
行っていることで、若い世代への知見が
深いという印象を持たれ、20代向け
の企業研修の登壇依頼が来る
そんな感じでしょうか。
なるべくそのようなことを意識しながら
パラレルワークを続けています。
これは何も「金銭的」なものでなくても良くて
例えば、
休日に行っている活動から得られた
気づきや学びを翌週の朝礼等で共有する!
営業の方であればお客さんとアイス
ブレイクとして活用する!
もっと気軽なところでは、
副業のおかげで本業に対する
モチベーションが上がる!
それだけでも良いと思います。
特に20代の場合、副業やパラレルワーク
に求めるものは「金銭」よりも「やりがい」
のほうが大きいのではないでしょうか。
もし、そうだとしたら「共通点」や「シナジー」は
とても大事。よかったら参考にしてくださいね。