みんさん、こんにちは。
アラサーキャリア開発の専門家、
元気応援団の内村広樹です。
前回のコラムにて、
「30代のキャリア開発を阻害する8大症候群」
というテーマで、30代が陥りやすい悩みや不安
についてお話しましたが今回はその続編。
そのような状況の中でどんなことを意識
しながらキャリアを築いていけばよいかを
考えてみたいと思います。
私は、30代のキャリア開発においては
「3つのキーワード」があると思っています。
【キーワード① 現在地の把握】
キャリアというと、ついつい
「将来のこと」と捉えてしまいがち。
企業の中で度々行われているキャリア研修
の中でも
「将来のありたい姿を考えよう」
というメッセージが強いのではないでしょうか。
しかしながら、キャリアはあくまで
「過去―現在―未来」と続いていくのも。
特に30代は、結婚、子どもの誕生、
仕事においては昇進、部署異動などの
環境変化がある一方、まだまだ将来を
「明確に描く」のは難しいというのが
本音ではないでしょうか。
目の前のことで精いっぱい・・・・・
といった感じ。
だからこそ、まずは「自分がどこから
来て、どこへ進もうとしているのか」
すなわち、現在地の把握が大切。
例えば
アメリカに行きたい
と思ったとしても、今、いる場所が
「すぐに飛行機に乗れる東京」なのか
「私が移住した長野県(田舎)」なのかで
行き方も所要時間も全然違うはず。
ということで第一歩は、今いる場所を
把握することをお勧めします。
【キーワード② 譲れない軸の発見】
では、将来のことは全く考えなくていいのか
と言えば、もちろんそんなことはありません。
キーワード①でもお伝えした通り、
「最終的にたどり着きたい明確なイチ地点」
を描くのは難しいもの。
だからこそ、私は
「明確な姿」ではなく、「譲れない軸」を
決めることをお勧めしています。
「成果を出す」、「自己成長」、「人と人とのつながり」
もしくは「社会貢献への意識」などその軸は
人それぞれですが、どんな状況においても
譲れないもの(=手放したくないもの)
これを軸に将来を考えていくことで自分らしい
キャリアが描けるはずだと考えています
ちなみに私の場合、30代の約10年を
通して譲れない軸を発見することができました。
その軸は、「家族との時間」でした。
また折を見てそこに至った経緯などはお話します。
【キーワード③ 小さな挑戦の習慣化】
人は思った通りにはならない、
やった通りになる
前職の社長から教わりましたが、
キャリアの実現においても全く同じこと
が言えるのはないでしょうか。
だから最後のキーワードは
行動
30代になると様々な理由から行動しずらく
なるので私なりには、
小さな挑戦の習慣化
と呼んでいます。
ポイントは「小さくていい」ということ。
でも、「習慣になるように継続する」こと。
その積み重ねが「自分にしか実現することが
できない未来」を創ると私は思います。
以上、3つのキーワードを見てきましたが、
それら一つひとつは私の30代の経験を
振り返って大事だと自信を持って言える
のですが、やや抽象的な表現でもあります。
次回以降は、
「具体的な歩み方5ステップ」
というテーマで、
30代のみなさんのキャリア自律に向けて
「何を、どのように実行すればよいか?」
更に詳しく見ていきたいと思います。
本日もありがとうございました!