みんさん、こんにちは。
アラサーキャリア開発の専門家、
元気応援団の内村広樹です。
私は普段、様々な企業でキャリア研修を
実施していますが
いつも必ずお伝えしていることが
あります。それは
これからの時代のキャリアデザイン
においては“譲れない軸”を発見する
ことが大事
ということ。
“譲れない軸”とは平たく言うと、
「こだわりや大切にしたいもの」
ところが、案外これを見つけるのは
難しいもの。
そこで今日は「譲れない軸」を発見
するお助けツールである
「キャリア・アンカー」
を紹介します。
【キャリア・アンカーとは】
キャリア・アンカーとは、組織心理学者
であるエドガー・Hシャイン博士が開発した
「人がどんなに難しい選択に迫られた
時でも放棄することのない自己概念」のこと
40問の質問に答えることで、
8つの自己概念(大切にしたい価値観)
の中から自分にぴったり来るものが
わかります。
キャリア・アンカーが開発されたのは
1961年代(アメリカ)と古く、ある意味、
古典的なキャリア理論とも言えますが、
中身そのものは時代に左右されることなく、
いや、むしろ時代が進めば進むほど価値を
生むものであると私は思っています。
ちなみに、アンカーとは
「船の錨(いかり)」のこと。
人生という航海において、どんな仕事や
職場に置かれようとも自分と言う船の
「錨」を降ろし、自分らしさを失わない
安定した「よりどころ」を見つけること
は誰にとっても大切なことですよね。
【キャリア・アンカーの8つの種類】
キャリア・アンカーには以下の
8つのカテゴリーがあります。
①専門・職能別コンピタンス
②全般管理コンピタンス
③自律・独立
④安定・保障
⑤起業家的創造性
⑥奉仕・社会貢献
⑦純粋な挑戦
⑧生活様式(ライフスタイル)
前述したとおり、40問の設問に答えると、
自分がどんな価値観を大切にして
いるのかが浮き彫りになります。
それぞれの詳しい解説を知りたい方は
「キャリア・アンカー」
(白桃書房/エドガーH・シャイン)
をお読みください。
(日本語なので安心です)
ちなみに、私は
「③自律・独立」が1位で
「①専門・職能別コンピタンス」が2位
「⑤起業家的創造性」が3位でした。
私自身、家族とともに移住生活を
しており、⑧生活様式が高いのかと
思っていたらそうではなかったことに
驚きました。
「自分が認識している自分」と
「自分以外が教えてくれる自分」が
違うというのもこういった診断の
面白いところ。
気軽に楽しめるツールですので
ご興味のある方はぜひやってみて下さい。
ではでは