私が読んだ本の中で、
「これは20代におススメしたい!」
と思った本をご紹介している
“ 20代に贈る!人生を変える一冊 ”
今回は
『GIVE&TAKE~「与える人」こそ成功する時代~』
(アダム・グラント著/三笠書房)
世界No.1のビジネススクールとして
呼び声高い
「ペンシルバニア大学ウォートン校」
その史上最年少終身教授のデビュー作
そんな帯に惹かれてついつい購入!
【骨子】
「ギブ&テイク」という私たち日本人に
とってもなじみ深いこの言葉。
本書では、人間には以下の3つのタイプが
存在していると論じています。
(1)ギバー
→人に惜しみなく与える人
(2)テイカー
→真っ先に自分の利益を優先させる人
(3)マッチャー
→損得のバランスを考える人
サブタイトルにもある通り
「与える人(=ギバー)」が成功する
という事実を、事例やデータなど様々な
角度から解説しています。
個人的に特に興味深かったのは、
ビジネス上の事例だけでなく、
軍隊においても
「ギバーが成果を出している」
など研究範囲が幅広いこと。
堅苦しい解説ではなく、
人物エピソード等を用いて
根拠が紹介されているので
海外の本ですが、とても読みやすく
「す~」と入ってくる内容でした。
【20代になぜ、おススメか?】
本を読み進めていくと、
「ギバー(=人に惜しみなく与える人)」
には4つの才能があり
平たく言うと
~才能①~
ゆるい繋がりを大切にし、小さな親切を
行うことができる
~才能②~
自分だけでなく、グループ全員が得をする
ように周りに貢献する
~才能③~
人の「欠点」ではなく、「可能性」に着目し
人を育てることができる
~才能④~
「強いリーダーシップ」よりも「影響力」を
大事にしている
特に才能①と②は若者の特徴と近い部分
があるのではないかと私は考えています。
学生時代からSNSが身近にあった20代。
一方、私のような40代以降の人間は
どちらかというと
「ネットよりもリアル」
「ゆるい繋がりよりも強固な結束」
そんな価値観を持つ人が多いのでは
ないでしょうか?・・・特に年齢が
上がれば上がるほど・・・
しかも、子どもの頃に東日本大震災を
経験し、多感な時期にボランティアや
社会貢献というキーワードを目の当たり
にした若手世代。
だからこそ、相対的に見て
「周囲に貢献したい」
という思いが強いと思います。
私自身、実際の仕事現場において
20代の後輩に仕事を手伝ってもらったり、
わからないことを教えてもらったりした
経験がたくさんありました。
その中で、特徴的だったのは
彼らに損得勘定がないように見えたこと
もちろん、心の中まで読めるわけでは
ないので本心はわかりませんが、
純粋に「何か役に立ちたい!」という
思いが強かったのではないかと
考えています。
本当に感謝感謝(涙)
ギバーの才能①②と20代の特徴が
類似しているような気がしてなりません。
【人生を変えたきゃこのページ!】
上記に関する話は、この本の中の
PART3(P114~)
PART4(P206~)
に書かれていますので、時間がない方は
このページを重点的に、時間があったり、
興味関心が強い人は覚悟を決めて全部読む
ことをおススメします。
ちなみに合計382ページの大作!
おっ、「自分もギバーだ!」と感じる
20代も多いはず。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。