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人材育成コラム

「PDCAは時代遅れ」は本当か?

ビジネスパーソンなら老若男女に至るまで
多くの人が知っている

PDCA

仕事の進め方の基本であり、
業務改善のフレームワークとしても
有名な「型」ですが

近年、色々な場面で

「PDCAはもう古い」

「PDCAは現代では通用しない」

と言われることも増えてきました。

そこで、今回は

「PDCAは本当に時代遅れなのか?」

について考察してみたいと思います。

 

【そもそもPDCAとは?】

 

私がここで論じるほどでもありませんが

PDCAは

P(計画)
D(実行)
C(評価)
A(改善)

のことであり、ビジネスのみならず、
スポーツ界など至るところで使われている
マネジメントサイクル

私が身を置く、研修業界では特に、
新人研修などにおいて
仕事の基本はPDCA
と言われることもあり、

言葉そのものはあまりにも有名。

起源をたどると、
1950年代に「品質管理の父」
と言われたW・エドワーズ・デミングが
提唱したフレームワークとのこと。

ひとり一人がPDCAサイクルを
回すことにより、企業の中期経営計画の
達成や業績向上に寄与する

そんなところでしょうか。

 

【なぜ、古いのか?】

 

現代は「VUCAの時代」と言われるように
変化激しく、複雑性に富んでおり、曖昧な時代

そのような環境下においては、
「計画(P)」を立て、「実行(D)」
したころにはもう状況が変わっている
ことも多い

そんな背景から

PDCA=古い

と思われているようですが、

これは

「半分正解で半分不正解」

だと私は思っています。

行動経済成長期に代表される
大量生産・大量消費の時代には

より良いものをより多く生産する
ことが企業の勝ちパターンの定石
でした。

だからこそ、しっかり綿密な計画を立て、
確実に実行することが大切。

つまり、PDCAの中で優先順位が
高いのは

P(計画)

その意味では、それを現代にそのまま
当てはめても通用しないと言えるでしょう。

ただ、そこで話を止めてしまっては
勿体ないと私は思っています。

 

【PDCAは今なお重要!】

 

これが私の結論です。

やっぱり「仕事の基本はPDCA」であり
一丁目一番地、仕事で成果を出したり、
幸せなキャリアを歩むのにとても
有効なものだと思っています。

でも、今まで通りやっていれば
いいというわけではなく、

ある一つの工夫

が必要だと私は考えています。

それは

 

高速で廻す

 

こと

 

これに尽きるのではないでしょうか。

やり方は至ってシンプル。

毎日、いや毎時間
PDCAを廻す

たったこれだけ

1時間ごとの予定が組み、実行し、
できたかどうかを振り返る

できなかったことは即改善

思うに、ポイントになるのは

C(評価)

立てた計画ができたか、
できなかったかを高速で検証し、
改善する

そのようなことを繰り返すことで

行動体質な体が出来上がって
くるのはないかと思います。

私も、ただ何となく1日が過ぎていく
のではなく

1日のうちで何度もPDCAを廻すことで、
仕事がうまく行くようになってきました。

繰り返しになりますが
ポイントは

高速で廻す

特に、C(評価)は短時間おきに!

その日に立てた目標に対して、
15分ごとに、この時間に何を行った
を検証するくらいで丁度いいかも
しれません。

よかったら参考にしてくださいね。

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