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人材育成コラム

チームビルディングの『一丁目一番地』

最近、いただく研修の依頼として
多くなっているのが

チームビルディング

に関するもの

企業をはじめとする組織の現場では
そもそも「世代間ギャップ」が存在し
上司が部下の価値観や考え方が理解
できずにマネジメントに苦労している

反対に、

部下は部下で周りとのコミュニ
ケーションがうまく取れないなど
悩みは多いもの。

加えて、働き方改革により

コミュニケーションを取る時間が
減っているという話もよく聞きます。

それに輪をかけて起こったのが

コロナ禍による
リモートワーク

時間が少ない中で、リモートで
コミュニケーションを取り組織を
運営していかなければならない

そんな時代背景の中で
チームビルディングの必要性
が叫ばれているのではないかと
思います。

チームビルディングと言えば、
もちろん手法があまたあり

■みんなで一つのことを
やりとげる

■ミッションやビジョンを
共有する

■定期的にみんなで集まる
機会を作る

■非公式の役割(育成責任のない
先輩社員に新人の指導を任せる等)を
与え相乗効果を図る

挙げればきりがありませんが、

何よりもまず取り組むべきこと

つまり、一丁目一番地が

 

お互いを深く知る

 

ということだと
私は思っています。

あまりにもシンプルなことですが、
意外とできていないのが

 

知る

 

ということ

例えば、

研修中に周りの同僚の名前を
フルネームで漢字で書けますか?

というと結構な割合で書けない
という事象が発生します。

名前というのはその人にとって
かけがえのないもの

一方、普通に仕事にしている
上では正直、漢字で書けなくても
支障はありません

でも、上司が自分の名前を
漢字で書けない、もっというと
下の名前がわからない

というのは部下からすると
やっぱり寂しさを感じでしまう
のではないでしょうか。

その昔、あの松下幸之助さんは
社員の名前をフルネームで
覚えていて、すれ違うと

「●●さん、元気でいはりましたか~?」

と声をかけていたそうです。

・・・それを言われた社員の
感激は容易に想像がつきます。

その他、

・家族構成
・最寄り駅や通勤時間
・これまでのキャリア
・趣味
・学生時代に打ち込んでいたこと
・入社した動機
・仕事上で大切にしていること

などなど

お互いを知ることが
チームビルディングには大切

人材育成や組織開発の分野では
「関係の質」や「心理的安全性」に
代表されるように相互理解の重要性は
様々な研究で証明されていますので
また別途、取り上げたいと思いますが

難しく考えなくても、自分のことを
知ってもらっている、気にかけて
もらっていると単純に嬉しい。

それだけで、組織への帰属意識や
上司をはじめ周囲への信頼感は上がる
のではないでしょうか。

組織に属していたマネジャー時代、
部下のパーソナルな部分をほとんど
知らなかった自戒の念を込めて。。。

ではでは。

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