今回は、読者のみなさまへの「情報提供」というより
「私の雑感」になります。
ぜひ、気軽にお読みください。
私は普段、研修講師として活動していますが、
「どういう経緯で登壇するか?」というと
今のところ下記の2パターンがほとんど。
<パターン1>
都心にある研修会社さんからご依頼いただき
「大手企業さま」の研修に登壇
<パターン2>
長野県にある地方自治体より直接ご依頼いただき
「役場の行政職員さん向け」の研修に登壇
どちらもやりがい溢れる仕事ですが、
その中身はやや違ったものになっています。
<パターン1>の場合、研修で出会う受講生の
ほとんどがいわゆる「一期一会の出会い」になります。
だからこそ、この数時間が、この1日が受講生の
これからの人生にとって何らかの価値のある時間に
なりますように、との思いで研修しています。
新人研修に登壇させていただいた企業様から
数年後、他の研修の依頼をいただきばったり当時の
受講生と再会、というケースや、
以前の受講生が人事部に異動され研修担当として
研修企画に携わり一緒に運営をするというケースも
ありますが極めてレアケース。
一方、<パターン2>の場合、研修で出会う受講生の
多くは、同じ町の住民だったり、隣町に住んでいたりと
密接なつながりになることがよくあります。
研修受講生と街のどこからでばったり会う
なんてことはよくあること。
受講生が、娘が通う小学校の先生の
旦那さんだったなんてこともありました。
いずれのケースにしても、人の成長や人生の
充実に繋がる貴重な場に立ち会わせていただいて
いるという点で研修講師という仕事はとても
素晴らしい仕事だと日々感じています。
とはいえ、私たち講師ができることが
あくまで「0から1の変化」、
その後の本番を担うのは
「上司や人事の方」
そして何より
「受講生本人」
そういう意味では研修の目的や
その後の成長イメージをできるかぎり
全員で共有し、一緒に創り上げて
いくことが大事だと私は思います。
・この研修の目的は〇〇すること
・でも、最も大事なのは研修後にいかに
行動するかということ
こんな基本的なことが研修の成否を
分けるのではないかと思います。
人生は
「思った通りにならない」
「やった通りになる」
前職の研修会社の社長から教えていただいた
言葉で本当にその通りだと身に染みて感じる
今日この頃。
これからも感謝の気持ちを胸に、日々
登壇させていただきたいと思います。