早いもので6月も後半。
4月に入社した新入社員の方々は社会人に
なって3か月が経とうとしています。
多くの会社で既に「新人の現場配属」が
行われていると思います。
・人事の手を完全に離れ現場に!
・研修と現場実践を交互に行っている!
・配属はされたがリモートワークが続いている!
形は様々あると思いますが、
辞令交付上の配属はされているのではないでしょうか。
私の場合、今年の4月の新入社員研修登壇は
オンライン研修がほとんどでしたが、一部
数日間の研修のうち、
前半がオンライン
後半がリアル(集合型)
というような「リアルとオンラインの併用型」の研修が
ありました。
そこで新人の方に起こったことのひとつに
オンラインでできていたことがリアルに
なるとできなくなってしまう
ということがありました。
ビジネスマナーにしかり、、、、、
コミュニケーションにしかり、、、、
いくつかの場面で見受けられました。
・久しぶり(もしくは初めて)に会うので
緊張感がなくなっている。ほんの少し学生気分
に戻ってしまう
・オンとオフがはっきりしているリモートに比べ、
リアルは研修前後や休憩中も常に誰かには見られて
いるので、逆に緊張してしまう
・オンライン研修だと物理的に細かい部分まで、
講師や人事の方が見れないので例年に比べ指導が
行き届かない
・・・要因はそれぞれかもしれませんが、
オンライン研修ゆえの弊害が今後、配属後に出てくる
可能性が「ゼロ」ではありません。
人事の方が、自信を持って送り出したつもりが、
配属されてみたら、全然基本が身についてなく、
現場の上司や先輩が困ってしまう
そんなことが起こる可能性もなきにしもあらず。
これは、人事の方や現場の方はもちろん、
何より配属された新人の方にとって辛い状況
であり、配属後に周囲とのコミュニケーション
や関係性の構築がうまくいかず
■孤立してしまう
■いつも怒られてばかり
などが生じ、自信を失い、早いうちに退職してしまう。
そういう悪循環は避けたいところ。
そこで、大切になってくるのが
「現場の声」を「人事の方」が取りにいく
ことなのではないかと思います。
・・・配属された●●さんの様子はどうですか?
・・・ちゃんと基本は身についていますか?
・・・我々(人事)がお手伝いできることはありますか?
とざっくばらんに聞いてみてはいかがでしょうか。
次年度以降の育成施策を考えていくうえで
参考になることはもちろん、
当の新人の方へのフォローにもなると思います。
現場配属後も様子を「新人の方」に聞くというのは
多くの方が行っており、フォロー面談という形で
「仕組化」している企業もあるほど。
これはこれでとても意味あるものだと思いますが、
一方で、
「案外自分のことは、自分自身がよくわからないもの」
できているつもりでも、周りから見るとそうでなかった・・・
ということは私自身の経験上、よくありました。
・・・上司から「愛のあるFB(フィードバック)」
をいただいたことも数知れず(笑)
だからこそ、
「現場の声」を「人事の方」が取りにいく
今後、リアルとオンラインの融合はますます
広がっていくことと思います。
それぞれの良さを活用しながら、よりよい
育成施策を作っていくためにも、よかったら
参考にしてみてください。