「人の能力にそれほど差はない!」
よく言われる言葉です。
~人は脳の機能を3%しか使っておらず、
あのアインシュタインでされ9%程度だった~
とのデータもあるほど。
一方、研修という現場で様々なビジネスパーソンの方々と接していると
同じ会社に同じ時期に入った方々が集まる研修なのに、
その中で行う演習の中で、
アウトプット(成果物や発表内容)
が大きく変わることがしばしばあります。
一般的な研修は、参加者である受講生を
何組かのグループに分けて進行していきます。
※4~6人くらいで1グループになり、様々なワークや
ディスカッションを行うといった感じ!
各グループに、
「こんなテーマで議論してくださいね!」
と講師がお題を出し、各グループで対話したり、
内容をまとめたりしながらその後、全体で共有するのですが
その際の、アウトプットに大きく差がつくことがしばしばあるのです。
・・・そのグループに人一倍優秀な人があるのでは???
・・・その分野に詳しい人がいるのでは???
いろいろな要因も考えられますが
良いアウトプットを出しているグループには
ある共通点があります。
それは
グループの仲が良いこと
・・・仕事は遊びじゃないんだ!
といった声も聞こえてきそうですが
やっぱり、仲が良く遠慮せずにいろいろ話し合っていたり、
活発な議論をしているチームの成果は高い。
そのように感じています。
『成功循環モデル』
という人材育成業界では有名な理論があります。
詳しくはコチラ
https://www.salesforce.com/jp/blog/2016/06/success-theory.html
要は成果(結果の質)を出すためには、
信頼構築(関係の質)を高めなければならない
ということなのですが、私自身の仕事での成功や失敗、
講師として様々な研修に登壇していると
本当にそうだな~
と思います。
となると
どのように「関係の質(信頼構築)」を高めていけばいいのか?
と疑問が出てくると思います。
一言で、答えを出せる話ではありませんが
少なくとも、以下の3つのキーワード
があるのではないかと僕は思います。
■自己開示している
■「あなたの言動で私はこう感じた」という自分の感情や
「もっとこうしてほしい」というリスクエストができている
■周囲の人への「興味・関心」を持っている
研修でたまたま一緒になった人だから、ウマの合う人なら
楽しくやればいいし、そうでなければ我慢しよう・・・
と思うのか?
せっかく一緒になったのだからお互いにとって
良い場にしたい。何かの縁で繋がっているんだ・・・・
と思うのか?
研修という一時的な場ではそれほど大きな違いはありませんが、
実際のビジネス現場では大きな違いがうまれるはず。
結局のところ
好きな人と好きなだけ好きな仕事ができる
なんてほとんどないわけだから
目の前のたまたま出会った人に対して
どのような「見方」で接するか?
ということが大切だと思います。
決して自分を偽って相手に好かれよう
ではなく、
相手に興味・関心を持ち、何か相手の良いところを見つけてみる
ことが大切だと思います。
諸説ありますが
人が出会う確率は
人が一生の中で
■何らかの接点を持つ人:30,000人
■同じ学校や職場の人:3,000人
■親しく会話を持つ人:300人
世界の人口が約76万人だとすると
親しく会話を持つ人の確率は2500万分の1
※ちなみに、宝くじで1等億円が当たる確率は
2000万分の1だそうです。
話が飛躍してしまいましたが、良くも悪くも
「目の前」に現れた人は自分自身にとって何らかの意味がありそうです。
研修であっても、仕事シーンであっても
それ以外でも。
お読みいただきありがとうございました!