みなさん、こんにちは。
アラサーキャリア開発の専門家、
元気応援団の内村広樹です。
世界的な経営コンサルタントである
大前研一さんの有名な言葉に
「人が変わる方法は3つしかない
1つは時間配分を変える
2番目は住む場所を変える
3番目は付き合う人を変える
この3つの要素でしか人は変わらない」
というものがあります。
ご存知の方も多いと思いますが、
私自身もキャリアデザインを
考える上でとても参考にしています。
今年のコラムも今回が最後と言うことで
1年を振り返りつつ、このことについて
考察してみたいと思います。
■「時間配分を変える」
この世の中で万人が平等に与えられている
唯一の資源である「時間」
1日24時間(=1440分)
をどのように過ごすかが、「人生の質を決める」
といっても過言ではありません。
私は、この「時間」という概念については
以下の2つのポイントがあると考えています。
・ポイント①:
限られた時間を有効に使う
(いわゆる、タイムマネジメント)
・ポイント②
何に時間を費やしたいのかを決める
例えば、いくら無駄な時間を減らす努力をしたり、
時間当たりの生産性を高めても、その先にある
「目的(何のために)」を考えなければ、
幸せな人生には繋がらないのではないでしょうか。
そういう意味では、
・自分は何を大切にして、どのような毎日を
過ごしたいのか?
ということをまず考え、それを実行するために
タイムマネジメント手法を身に着けるという
順序が正しいのはないかと考えています。
その過程において、必ず
「今の時間配分では理想の人生とは程遠いな~」
という問題に直面するかと思いますが、それこそが
自分事として時間の使い方を考えられるようになった
証拠。
私自身も、家族を最優先にしたいという目的が
定まった時からタイムマネジメントや時間配分に
ついてより真剣に考えはじめたような気がしています。
■「住む場所を変える」
私は昨年4月に家族5人で、千葉県千葉市から
長野県佐久市に移住しました。
言うまでもなく、大きな環境変化の中で、
人生がこれまでにないほど大きく変化
しましたが、改めて考えてみると、
都心暮らしから田舎暮らしになった
という実質的な変化も多少ありますが、
「移住を決意し、行動したという事実」
が大きかったのではないかと思います。
そう考えると、
「仕事に集中したいのであえて家賃の高い
都心部へ引っ越す」
という選択肢や
「定住せずにノマドな暮らしをする」
など色々なことができるかもしれません。
いずれにしても、住む場所を変えるのは
時間配分を変えること以上に実行力が
必要になりますが、その分、インパクトが
大きいと言えると思います。
■「付き合う人を変える」
私は昨年12月に独立したので
今年が実質的には起業1年目。
今年1年を振り返ってみると、
「本当に周囲の人に恵まれたなぁ」
という一言に尽きます。
組織人から個人事業主に移行する中で
もちろん付き合う人の数やジャンルは
変わりました。
その一方、付き合う人を変えたかというと
そうではなく、これまで通り、むしろ
これまで以上に、過去にご縁をいただいた
方々への感謝の念は強まりました。
・新卒であの会社に入っていなければ・・・
・35歳で研修業界に転職してなければ・・・
今の自分を創ってくれたのは間違いなく
過去にお世話になった方々
以上を踏まえると、私にとっては
「付き合う人を変える」
というより
「付き合う人を増やしつつ、深める」
という感じでしょうか。
もちろん限られた時間の中で全ての
人と広く深くお付き合いすることは
できません。
ある意味、これからもご縁を繋いで
いきたい人を選ぶ必要もでてきます。
だからこそ、「この人ともっと話して
みたいな~」と思ったらリアルでも
オンラインでも積極的に声をかける
ようにしています。
逆に、仕方なく付き合いで参加する
というようなことは圧倒的に減り、
余計な出費も少なくなりました(笑)
■最も大切なこと
実は、冒頭の大前研一さんの言葉には
下記のような続きがあります。
「最も無意味なのは、決意を新たにすること」
決意を新たにするのにもってこいの年末年始に
何を言ってるんだ!と思われる方もいるかも
しれませんが、
要は
「決意」より「行動」が大事ということ
上記に挙げた3つのことはどれも簡単に
できるものはなく、それ相応の実行力が必要。
3つすべてを一気に始めるのではなく、
まずはできることから「行動」するだけでも
十分価値のあることだと思います。
それでは、みなさん素敵な年末年始を
お過ごしくださいね。