世の中の労働に対する価値観は3つあると言われています。
① ライスワーク
(Rice-work)
生活のために、ごはんを食べていくために働いていくこと
② ライクワーク
(Like-work)
その仕事を好きで働くこと
③ ライフワーク
(Life-work)
仕事とプライベートを分けず自分の使命と思える仕事で働くこと
よく言われるのは
ライスワーク<ライクワーク<ライフワーク
すなわち、ライフワークが
一番尊いという考え方。
ただ、僕自身何となくこの考え方には違和感を
持っています。
確かに、
「わたしはこの仕事に命を懸けている!」
といえる人はかっこいい。
僕の父は自衛官だったのでまさに
24時間365日勤務。それこそ海外の戦闘地域
に派遣される可能性がある。
そんな家族のもとで育ちました。
・・・よく非常招集といって、夜中に突然
電話がなって父が出ていく姿を見てきました。
直接、聞いたことはありませんが父は
ライフワークをしていたのでしょう。
一方、仕事をライスワークと捉え、
「私は家族を食べさせるために働いています!」
と胸を張って言える人もすごくかっこいい。
そんな風に思うのです。
もう一つはライクワーク
僕は7年前から「高校生に仕事の楽しさ」
を伝えるNPO活動をしています。
(法人名はNPO法人LiKE WORK)
就職ではなく、就社になりがちな日本の就職活動において、
自分の仕事内容や面白みをイキイキ語る大人との対話を通じて、
高校生が
「世の中にはどんな仕事があるのか?」
「自分はどんな仕事に興味関心があるのか?」
を考えるきっかけ作りを提供しています。
その中で「私はこの仕事が好きだ!」と言える大人を何人も
見てきました。
これもやはりかっこいい!
結局は、「優劣」の問題ではなく
「捉え方」の問題
そもそも自分の仕事がどれかなんて定義付けることはできない。
ただ、
コロナ禍で働き方が見直されている中、「仕事」について
いったん立ち止まって考えることは大切かもしれませんね。
ではでは。
<内村広樹ブログ>
https://ameblo.jp/huchimura0718