今朝、起きてfacebookメッセンジャーを
見たら一通のメールが届いていました。

「長野県でこんなセミナーやっているから参加してみては？」

との内容。前職の社長から来たメールでした。

退職して数か月経つのに、気にかけてくれていることが素直に嬉しかった。

最近、人事や人材開発の領域では

アルムナイ

という言葉がキーワードになっています。

アルムナイとは、

企業を離職・退職した人の集まりのこと。

終身雇用が終わり、人材不足で悩む企業が多い中、このネットワークが
企業にとっても、退職者にとっても有効とのことで注目されています。

ところが、実際にどのように形成するか？

だったり、

どのように活用するか？

というのは意外と難しいもの。

また、いったんグループは作っても、あまり機能しないまま終わるという
ケースも考えられます。

そこで、話は戻って、今朝のメール。

おそらく、社長にアルムナイという意識や自社に役立つという考えはなかったはず。

たまたま情報を見つけ、

「アイツ（僕）に役立つだろう」

という思いで送ってくれたのではないかと

思います。

・・・・・違っていたらスミマセン

結局のところ、アルムナイ成功のカギは

仕組化、ではなく個人の心がけ。

僕はそう思います。

どれだけ相手に関心を持ち、気にかけているか。

スキルというより、人間性だったりマインドの問題。

退職してもなお、気にかけてくれたことで

感謝の気持ちが生まれ、

在籍していたことに誇りを持ち、

前職のことがもっと好きになる。

これからも繋がっていたいと思ったり、何かあったら絶対協力したいと思う。

多くの人がそうなのではないでしょうか。

僕も普段、研修講師として、

「周りの人の関心を持つことが大事」

と伝えていますが、前職の社長のように

「小さいけど貴重な気配りができるか」

と言われればまだまだ不十分。

一通のメールから、とても大きな気づきをいただきました。